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2009年11月 5日 (木)

幻肢痛のような

ばーちゃん(夫の祖母)はデイケアに行くとき、いつも火の始末をものすごく気にしている。
施設の車で門まで迎えに来てもらったとき、離れから車に向かっていたはずが
「もっぺん火ぃ見てこんとあかん」とシルバーカーをUターンさせてしまい、
「ちゃんと私が見ておきますから!大丈夫ですから!」と私が必死で止めてもう一度前に進ませる…というようなことをほぼ毎回、しかも短い道のりで複数回繰り返すことになる。

まあ、確かに火は恐いわけだが。

その割にはコンロの火はすぐに忘れるようで、鍋を次々ダメにする。こっちの台所から勝手に持っていった鍋も同様だ。
昨夏からもう自分ではほとんど調理しなくなっていた上、この夏のある朝、食パンを「自分で焼く」といって持って行ったので、おかしいなトースターあったっけ…と見に行けばガスコンロの直火であぶろうとしている!ということがあったので、先月離れのガスコンロを廃止した。
コンロのあった場所には電子レンジを置いて、あたためだけはできるようにしてある。
あと、電気ポットがあるのでとりあえずお湯はある。
これですべて解決、とその時は思った。

しかし、コンロを廃止して一ヶ月近くになるが、デイケアの度の儀式は全く変わらない。
もう火元はないのに、毎度毎度「火ぃ見てこんとあかん」を複数繰り返す。
施設の車に乗り込むときも「頼むからもういっぺんだけ火元確認しといて」と叫ぶ。

もうない火元が気になって仕方がないのは、幻肢痛のようなものなんだろうか。
夫に言わせると、私が嫌がっているのが嬉しくてやっているだけ、なんだそうだが。

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